山形県

山形県を食べる!ご当地B級グルメを徹底調査してみた!

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こんにちわ、ノブおです。

山形県といえば、豊かな自然や歴史ある文化が魅力的な場所ですが、それだけではありません。

山形県には、地元の食材を活かした美味しいご当地グルメがたくさんあります。
そんなご当地グルメの中でも、特にB級グルメと呼ばれるものが注目されています。
B級グルメとは、安くて美味しい、庶民的な食べ物のことで、各地で独自の発展を遂げています。

山形県のB級グルメは、どんなものがあるのでしょうか?

名物料理やラーメン、スイーツなど、様々なジャンルのB級グルメをご紹介します。


それでは、早速見ていきましょう!


第一章 山形県の郷土料理

山形県といえば、さくらんぼやラ・フランスなどの果物が有名ですが、実はご当地グルメも豊富なんですよ。

山形県は内陸部と海岸部に分かれており、それぞれに独自の食文化があります。

今回は、山形県の郷土料理を6つご紹介します。

どれも山形県民に愛される味で、ぜひ一度食べてみてくださいね。

山形県のご当地郷土料理

だし

だしとは、かつお節や昆布などを水に浸したり煮て出したうま味成分を含む液体で、日本の伝統的な食文化「和食」の基本です。
山形県では、だしをそのまま飲む習慣があります。
これは「だし茶」と呼ばれるもので、冬場には温かいだし茶を飲んで体を温めたり、夏場には冷たいだし茶を飲んで喉を潤したりします。
だし茶は塩気があってさっぱりとしており、ご飯やおかずともよく合います。
また、山形県では「だし巻き卵」という料理もあります。
これはだし茶に溶いた卵を焼いて作るもので、普通のだし巻き卵よりも薄くてふわふわしています。

納豆汁

納豆汁とは、納豆をすり鉢で粒が見えなくなるまでよくすりつぶしてとろみをつけ、汁に馴染ませるのが特徴の郷土料理です。
山形県の冬の家庭料理として親しまれております。
具材にはこんにゃくやねぎなどを入れます。
栄養素がたっぷり含まれており、風邪予防や免疫力向上に効果があると言われています。
ご飯や麺類と一緒に食べることが多く、朝食や夕食にも人気です。

芋煮

里芋や牛肉、こんにゃく、ねぎなどを主な具材とした鍋料理のことで、山形県の代表的な郷土料理です。
最上川舟運の終点だった中山町長崎付近では、船頭たちが荷受人が現れるまで河原で鍋を囲んで宴を開いていました。
そこで手に入れた里芋と積み荷の棒ダラなどを鍋で煮て食べていたのが現在の芋煮のルーツとされます。
芋煮は地域によって味付けや具材の種類が異なります。秋から冬によく食べられております。
「芋煮会」といって河原に鍋や材料を持ち込み、家族や友人などと一緒に作ったり食べたりするのが楽しみです。
山形県では芋煮は県民の団らんに欠かせない郷土料理です。

食用菊のおひたし

食用菊のおひたしとは、酢水で茹でて、ポン酢醤油などで味付けした料理です。
山形県の特産品で、春から秋にかけて栽培されています。
菊の花びらを食べるもので、香りがよくてさわやかな味わいが特徴です。
ビタミンCやカロテンなどの栄養素が豊富に含まれており、美容や健康に良いと言われています。
食用菊のおひたしは、大葉やきゅうりなどを加えてアレンジすることもできます。
食用菊は他にも天ぷらやサラダ、和え物などにしても美味しくいただけます。

玉こんにゃく

玉こんにゃくとは、サトイモ科の植物から製造される食品です。
山形県民のソウルフードとも呼ばれる食べ物です。煮物や炒め物などにして食べます。
そして、玉こんにゃくは低カロリーで高たん白質・高食物繊維です。
ダイエットや便秘解消に効果があると言われています。
玉こんにゃくは噛みごたえがあって味がしみ込みやすいので、煮物にするととても美味しいです。

鯉のうま煮

鯉のうま煮とは、コイを輪切りにし、砂糖・醤油・酒で煮た郷土料理です。
コイはかつて内陸農村部で貴重なタンパク源として食べられていた食材です。
祝い事に欠かせない料理であり、山形県民の心のよりどころでもあります。
コイの臭みを取るために、あらかじめ塩水や酢水に漬けたり、焼いたりしてから煮ます。
また、煮汁には生姜や山椒などの香辛料を加えて風味をつけます。
鯉のうま煮はコイの身が柔らかくなってほろほろと崩れるまで煮込みます。
そのため、骨も気にせず食べられます。鯉のうま煮はご飯のおかずとしても、お酒の肴としても最適です。


第2章 山形B級グルメ

山形には、地元の人々に愛される、シンプルで安くて美味しいB級グルメがたくさんあります。

今回は、その中から5つをピックアップしてご紹介します。

山形県のB級グルメ

冷たい肉そば(谷地の肉そば)

冷たい肉そばは、山形県河北町の名物料理です。そばではなく中華麺を使ったものは肉中華と呼ばれます。冷たいといっても氷を入れるわけではなく、常温で提供されるのが特徴です。具は鶏肉とネギがメインで、鶏骨だしで冷たくしたつゆにつけて食べます。鶏肉は若鳥ではなく、歯ごたえのある親鶏が使われます。冷たい肉そばの由来は定かではありませんが、以下のような説があります。

  • 育ち切ってしまった鶏の有効活用のため。
  • 賄い料理として鶏そばが、冷えても脂が固まらずに美味だったため、冷たくして提供するようにした。
  • 大正時代に酒が飲める場所はそば店のみであり、馬肉の煮込みで酒を飲んで、締めにそばを食べていたが、ある客が残った馬肉をそばに入れて食べたところ、思いのほか美味だったために、この食べ方が広まった。戦後、調達のしやすさから、鶏肉を用いるようになった。
  • 温かい汁だと具の肉を食べているうちにそばが伸びてしまうため、つゆを常温で提供するようにした。
  • 客をもてなすのに出前でそばを取る習慣があり、そばが伸びないようにつゆを冷たくした。

現在では河北町内で13店舗が提供しています。

どんどん焼き

名前の由来は、屋台の店先で客を呼ぶため太鼓をドンドンと鳴らしていたからや、どんどん売れることからなどの諸説があります。
東京で修行した大場亀吉さんが山形に帰ってから始めたもので、1938年頃にリアカーで販売したのが最初だと言われています。
大場さんは、東京で流行っていたどんどん焼きを山形でも広めようと思ったそうです。

山形のどんどん焼きの特徴は、割り箸に巻き付けて食べることです。
これは、熱くて持てない子どもたちのために考えられた工夫だと言われています。
また、ソース味が一般的で、海苔や魚肉ソーセージ、紅しょうがなどが入っています。

お祭りやイベントの屋台でよく見かけることができます。
霞城公園周辺や七日町商店街などに出店しているお店があります。また、「おやつ屋さん」という常設の店もあります。
ここでは、チーズや餅入り、カレー味などさまざまなバリエーションのどんどん焼きが楽しめます。

ひっぱりうどん

ひっぱりうどんは、山形県内陸部、特に村山地方におけるうどんの食べ方の一つで、茹で上がったうどんを釜や鍋から直接ひっぱり出して、そのまま納豆やサバ缶などで作ったタレで食べるスタイルです。
由来は、鍋からひっぱり上げるからや、皆でひっぱり合うからなどの諸説があります。
うどんは乾麺で、タレは納豆が必須です。
あとは、さば缶でもツナ缶でも鮭缶でも良く、他に削り節、ねぎ、ゴマ、刻み海苔、七味唐辛子などを用意します。
味付けは醤油か麺つゆで、納豆の添付タレを利用してもいいです。家族や仲間と一緒に楽しく食べられる料理です。

千本だんご

千本だんごは、山形県民の間で愛される和菓子です。名前の由来は、一度に千本もの団子を作って売り出したことからだと言われています。山形県産のブランド米「はえぬき」を使ってもちもちとした食感に仕上げられています。
北村山郡大石田町にある和菓子の店「最上川千本だんご」で購入することができます。
店舗では、団子だけでなく、豆腐やわらび餅なども販売しています。

蔵王ブルワリー

蔵王ブルワリーは、山形市蔵王温泉の玄関口にあるクラフトビール醸造所です。
大自然が育んだ湧水と、自然の恵みを使用した造りたてビールが飲める山形市初のクラフトビール醸造所です。
名物の樹氷をイメージした白いビール「ZAO WHITE」をはじめ4種類です。
また、店内では、ご自宅用やお土産用のビールも購入できます。
「Re-Discover」というコンセプトのもと、ビール本来の価値と山形蔵王の魅力を再発見・再発信する場所です。


第3章 山形県はラーメン日本一?!

山形県を語る上では、ラーメン消費量日本一を語らずにはいられません。

そこで、ラーメン事情を少し調査してみました!

山形県のラーメン事情

山形県は、日本で一番ラーメンを食べる県だと言われています。
県民は、一人当たりに年に約50杯ものラーメンを食べるというデータがあります。

いろいろな種類のラーメンがありますが、その中でも有名なのが「山形ラーメン」です。
山形ラーメンは、醤油味の濃厚なスープに細くてコシのある中華麺が入ったラーメンで、蕎麦屋でも出されることが多いです。
蕎麦よりもラーメンのほうが人気の蕎麦屋もあるくらいです。

山形ラーメンの特徴は、スープと麺です。スープは、濃口醤油をベースに動物性のダシを加えたもので、こってりとした味わいです。
麺は、小麦粉に塩水を加えて練ったもので、細くてストレートなタイプが多いです。
この麺は、弾力があって滑らかな食感が特徴で、濃いめのスープにしっかりと絡みます。
具材としては、チャーシュー、メンマ、ネギなどが一般的ですが、地域によってはキャベツやニラなどを入れることもあります。

山形県では、他にもご当地ラーメンとして「赤湯ラーメン」や「酒田ラーメン」、「とりもつラーメン」、「冷やしラーメン」、「米沢ラーメン」などがあります。
これらのラーメンは、それぞれ地域の特色や食材を反映した味付けやトッピングがされています。

山形のご当地ラーメン

  • 冷やしラーメン
    醤油ベースの冷製スープに、コシのある麺を合わせた山形市発祥のラーメン
  • 米沢ラーメン
    鶏ガラと煮干しベースのあっさりスープに、手もみ縮れ細麺を合わせた米沢市のラーメン
  • 赤湯ラーメン
    味噌ベースのスープに中太縮れ麺で唐辛子の入った辛味噌がトッピングされた南陽市のラーメン
  • とりもつラーメン
    あっさりめの醤油スープととりもつの煮込みがトッピングされた新庄市のラーメン
  • 酒田のラーメン
    煮干しやトビウオ、昆布などの魚介出汁スープに豚骨や鶏ガラ等の動物系出汁を合わせたスープと自家製麺が特徴のラーメン

山形県は、他にも馬肉ラーメンやそば店が提供するラーメンなど多彩なラーメンが楽しめます。
「ラーメン王国」山形、ぜひ一度、ご賞味ください。

まとめ

山形県のご当地グルメ、いかがでしたか?

東北は他地域とは違う雪国の独特な食文化が根付いている地域です。

その中でも、山形はフルーツ大国でもあり、料理などに目がいかないことが多いです。

これをきっかけに山形のグルメにもっともっとフォーカスしていただけたら幸いです。

このブログでは他地域のご当地グルメも取り上げています!
秋田県→https://nobuo-everyday.com/2023/08/07/akita-gotouchi/
岩手県→https://nobuo-everyday.com/2023/08/06/iwate-gotouchi/

参考サイト【うちの郷土料理(農林水産省)

今回もご覧いただきましてありがとうございました!

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