こんにちわ、ノブおです。
長野県は農作物や果物などの山の幸が豊富な県です。
また、海無し県の中でも海から遠い地域でもあります。
その中で、長野県の食文化は独自の進歩を歩んできました。
そんな長野県の郷土料理や、ご当地グルメはどんなものがあるのでしょうか?
今回は長野県にスポットを当てて調査してみました!

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郷土料理
長野県の食文化は、気候や地形に合わせて工夫されたさまざまな郷土料理があります。
今回は、その中から代表的な5つの郷土料理を紹介します。
長野県の郷土料理5選
おやき
小麦粉や蕎麦粉などを水で溶いて練り、薄くのばした皮で餡を包み、焼いた食品です。
形状は円形で、直径8~10cm程度が一般的です。長野県の郷土料理として知られています。
おやきは、米の代わりに小麦やそばを原料とした食品で、冬季における米の代用食として各家庭に受け継がれました。
お盆の毎年8月14日には仏前の供物として備える風習もありました。
餡の材料には野菜や山菜が用いられるのが一般的です。長野県の名物である野沢菜漬けもよく入れられます。このほか茄子やおから、きのこ、かぼちゃ、切り干し大根など様々な種類があります。甘い菓子風のおやきもあります。
元は小麦粉や雑穀粉の皮で餡を包み、平鍋で表面を乾かした後、囲炉裏の灰に埋めて蒸し焼きにした食品でした。
長野市中心部などでは「お焼き」の名前ながら蒸篭や蒸し器で蒸すのが一般的です。
現在ではコンビニや、冷凍されたおやきが通信販売で全国に出荷されています。
また、高速道路のパーキングや土産物屋では、中身をおやき特有の具に差し換えただけの中華まんが「おやき」として売られていることもあります。

信州そば
信州そばとは、一般的には長野県で作られる蕎麦の総称です。長野県は日本一の蕎麦生産量を誇ります。
有名なそば産地として「戸隠」「開田」「川上」「柏原」「唐沢」「富倉」「高遠」などがあります。
信州そばは、蕎麦粉の割合が高く、風味豊かでコシの強い麺が特徴です。つゆは濃いめで、薬味にはネギやワサビなどを用います。また、そば湯を飲む習慣もあります。
また、そば粉を練って焼いた「そばがき」や、そば粉を練って蒸した「そばまんじゅう」などの料理もあります。

イナゴの佃煮
南信地域の伊那谷に根付く昆虫食文化の一つで、イナゴを甘辛く煮付けた料理です。
稲刈り時に収穫されます。
9月から10月にかけて稲刈りの時期になると、手拭いでできた袋を腰につけて、飛び跳ねるイナゴを捕まえます。
とってきたイナゴを袋や容器に入れて一晩おき、お湯に通して洗います。洗ったイナゴは、甘露煮や佃煮にします。
以前は少ない動物性たんぱくをとるための栄養補給源として食べられていました。
戦時中や戦後の食糧難では、イナゴを食べてお腹を満たし必要な栄養をとっていました。
温かいご飯の上にのせて食べたり、豆腐や野菜につけたりしていただきます。
昔に比べ数も減少しており、各家庭で調理されることは少なくなってきました。
しかし、今もなお伊那谷では昆虫食文化が残っています。

しょうゆ豆/しょうゆの実
しょうゆ豆とは、北信・中信地域に伝わる蒸した大豆や黒豆を種麹で発酵させてつくる発酵食品です。
醤油の旨味がつまった「食べる醤油」のようなものです。
種麹で発酵させた蒸した大豆や黒豆に米を発酵させた米麹を合わせ、生醤油に漬け込んで作ります。
この過程で、大豆や黒豆は醤油の色と香りを吸収し、醤油の旨味が凝縮されます。
しょうゆ豆は、そのまま食べたり、ご飯にかけたり、お茶漬けにしたりしていただきます。
また、お菓子としても人気があります。砂糖やみりんなどで甘く煮詰めたものや、チョココーティングしたものなどがあります。
長野県の伝統的な保存食であり、冬場に貴重なタンパク源として重宝されました。
また、酒の肴としても好まれました。現在では、長野県内のみならず、全国各地にファンが多くいます。

ご当地グルメ
次に長野県のご当地グルメにスポットを当ててみたいと思います。
今回は、その中から6つのグルメをピックアップしてご紹介します。
長野県のご当地グルメ6選
牛乳パン
信州産の牛乳を使用したソフトな生地に、信州産の牛乳を使用した口どけの良いクリームを挟んだパンです。
小麦粉や砂糖などの原材料も国産にこだわっています。
この牛乳パンは、長野県内では昔から親しまれている定番のおやつで、学校給食やコンビニなどでも販売されています。
ふわふわの生地とミルク感たっぷりのクリームが絶妙にマッチしています。

美味だれ焼き鳥
美味だれ焼き鳥とは、すりおろしたニンニクが入った醤油ベースのたれに焼き鳥をつけたりかけたりして食べる長野県上田市のご当地グルメです。
昭和30年代に上田市内の焼き鳥店で考案され、市内の家庭や店舗に広まりました。
2011年に市民有志によって「美味だれ」という名前が付けられ、商標登録もされました。
美味だれ焼き鳥は濃厚な味付けでお酒との相性も抜群で、居酒屋やイベントなどで人気です。
山賊焼き
山賊焼きとは、鶏肉を使った郷土料理です。
長野県中部の中信地方で発達したもので、塩尻市や松本市で盛んに食べられております。
鶏肉をにんにく醤油タレ等に漬け込み片栗粉をまぶして油で揚げた料理です。
そして、香ばしくジューシーな味わいが楽しめます。
塩尻市の山賊焼きは骨付きで揚げており、こちらが元祖と言われております。

ハルピンラーメン
ハルピンラーメンとは、長野県諏訪市から発展したチェーン店「ハルピンフーズ」が有名です。
このラーメンは豚骨スープにニンニクや玉ねぎなどを加えた濃厚な味噌味で、クセになる辛さと野菜の甘みが特徴です。
麺は中太のストレート麺で、具はチャーシューやメンマ、ネギなどが入ります。長野県内だけでなく、全国に展開している人気のラーメン店です。
ラーメン大学
ラーメン大学とは、ラーメン店のフランチャイズチェーンで、1962年頃に東京で創業しました。
その後、暖簾分けという形で長野県に進出し、最盛期には60店舗以上が存在しました。
鶏ガラや豚骨などをベースにしたスープに醤油や味噌などの味付けをし、細めの縮れ麺を使用します。
また、具はチャーシューやメンマ、ネギなどが入ります。
長野県民はギャグで最終学歴はラーメン大学と言うこともあります。
ホモソーセージ
ホモソーセージとは、魚のすり身を丁寧に混ぜ合わせて作ったソーセージです。
そして、朝食やおやつにもおすすめで、長野県内では昔から親しまれている商品です。
ホモソーセージは、英語『Homogenize(ホモジナイズ:均質化する→魚のすり身や味を均質に混ぜあわせる)』からとったものだそうです。
ちなみに、丸善さんは東京の企業ですが、ホモソーセージの出荷量・消費量は長野県がトップだそうです。

まとめ
長野県は、日本の中央に位置し、山々に囲まれた自然豊かな県です。
そして、その自然環境や気候は、長野県の食文化にも大きな影響を与えてきました。
長野県には、古くから伝わる郷土料理や、独自の文化や歴史が生み出したご当地グルメがたくさんあります。
今回は、その中から11種類の料理や食品を紹介しましたが、これらはほんの一部に過ぎません。
長野県にはまだまだ他にも魅力的な食べ物があります。
長野県を訪れたら、ぜひこれらの料理を試してみてください。
そして、その味や香り、食感や見た目などを感じてみてください。
きっと、長野県の魅力がより深く分かると思います。
このブログでは他県のグルメも紹介しています!
新潟県→https://nobuo-everyday.com/2023/08/21/niigata-gotouchi/
福島県→https://nobuo-everyday.com/2023/08/10/fukushima-gotouchi/
最後までご覧いただきましてありがとうございました!
